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アンチエイリアスの極み


さて、今回は、講座内で毎回毎回しつこく言っている「アンチエイリアス」についての、最終的な講座をいたします(笑)
何が最終的なのかというと、タイトル通り、今回は完全にアンチエイリアスを極めてしまう講座だからです(爆)
でも、極めるとか言ってますが、正味な話、あまりこれにとらわれすぎても、よくないかもしれません(爆)(笑)
ただまぁ、「こういうことも考えられますよ」ということで知っておくだけでもいいかもしれません。
少なくとも、今まであまりアンチエイリアスを綺麗にかけられなかったという人でも綺麗にかけられるようになることは確実ですね(笑)


1.手動で綺麗にアンチエイリアスをかけることのできる限界を知る

さて、アンチエイリアスを極めるには、その限界を知ることも大事だとウチは思ってます。
どらぽむ流には実は、常人が手動で綺麗にアンチエイリアスをかけるには、「どう頑張ってもこれ以上はムリ」という限界があったりします。
そしてその限界とは2つあります。
まず一つは ”中間色の最低の数の限界” 、そしてもう一つは ”綺麗にかけることのできる限界” です。
この2つの限界をわかりやすく置き換えると ”最低限綺麗に見えるアンチエイリアス” と ”最高に綺麗に見えるアンチエイリアス” という意味です。


さて、まず本編の講座に入る前にしつこいようですが、改めてアンチエイリアスのおさらいをしましょう(笑)

どらぽむ流アンチエイリアスでのポイントは以前も言ったように主線をできるだけ崩さないために、主線の上に上乗せする感じで、まず中間色中の中間色でドットを打ち、残りを挟んでいく感じで打っていくということでした。
例を上げると・・・

  

これに中間色2色でアンチエイリアスをかけた場合、

  

こんな感じになります

まぁこんな線なら今までの講座を見ていれば、誰がかけてもこういうふうになると思います


ではですね、仮に次のような線にアンチエイリアスをかける場合、どうなるでしょう?

  

前例では単に2ドットの短線だったので、非常にわかりやすく、誰でも綺麗にかけられましたが、今度は一つの直線が16ドットの斜めの線です(笑)
今までの講座ではこういう場合については「その長さによって中間色の数を増やし、ドットの数も変えて、考えながらアンチエイリアスを・・・」と言っていましたね。
しかし、具体的にどれぐらいがちょうどいいのかなんて全然講座してないので、例えば・・・

  

こうなったり・・・

  

こうなったりと、その人によってかけかたが全然違ってくると思います。
どんなかけかたでもちゃんとアンチエイリアスがかかっていれば別に間違いだとは言いません。
しかし、こんなふうにギザとギザの間が長い線になってくると、アンチエイリアスを綺麗にかけるのが難しくなり、その人の腕の差がハッキリと出てくることになります。
どうせアンチかけるなら最高に綺麗にかけたいと誰でも思いますよね(笑)
実はですね、どらぽむ流のアンチエイリアスには一つの法則があるんですよ(謎)(笑)


2.どらぽむ流、究極のアンチエイリアス

まずなにはともあれ、どらぽむ流での最高のアンチエイリアスというのを一つ、先ほどの線を例にお見せしますと・・・
  

こうなります。
最高のアンチエイリアス、つまりこれが始めに言った ”綺麗にかけることのできる限界” なのです。
ただし、ここで言っている限界というのは、あくまで ”どらぽむ流アンチエイリアス” の限界だということを知ってください。
どらぽむ流では「主線をできるだけ崩さずに綺麗に・・・」ということです。
もっと中間色を増やし、もっとアンチエイリアスをかければ、確かにさらにギザがなくなりはしますが、もうそこまでいくとただの ”ぼかし” にしかならず、主線がだんだん太く見えていく一方です、それをわかっておいてくださいね。


さて、限界とかハッキリ言っていますが、一体ウチは何を根拠にそう言っていると思いますでしょうか?(笑)
それは先ほども言ったように、実はこれには法則があり、この法則によって面白いことに、それぞれの線に対する最低、最高の中間色の数なんかが決まってしまうんですよね。


3.どらぽむ流アンチエイリアスの法則

先ほどのアンチエイリアスの例では、実は中間色16個使っています。
16ドットの主線に16個の中間色・・・・
そうなんです、つまり最高のアンチエイリアスをかけるために必要な中間色の色数というのはその線の長さと同じなんですよ(笑)
ではなぜ同じになるのか?
これをどういうふうに説明していいのかウチもよくわかりませんが、仮に最初に例をあげた2ドットの線で見てみてください。
 

先ほどはこの線に、なにげなく2個の中間色でアンチをかけていましたが、ではこれに仮に3個以上使って主線を崩さずにアンチをかけろと言われたらどうしますか?
どうしても、線が太くなってしまうか、またはぼけたようにしかかけられないでしょ?(笑)
ここがどらぽむ流では不可能な点なんです。
だから2ドットの線にはやっぱりどうしても2個が限界になるわけです。
これが3ドットでも4ドットでも、100ドットであっても結果的に同じことになるんです。
「じゃぁさ、100ドットの線に100個使うのと、101個使った場合だったら、なんか差があんの?」とかアホみたいな質問されても困りますが(笑)
たしかに見た目では100個使っても101個使ってもまるっきり同じにしか見えないでしょうね。
でもウチが言っているのは「見た目」じゃなく、あくまで本当の意味での最高の数を言っているだけです(笑)

さて、最高の数については大体わかっていただけましたでしょうか?(笑)
しかしですね、実際ドット絵を描く場合はこう上手くはいかないものです(笑)
それはどうしてか?わかりますよね?(笑)
いくら最高にかけたいと言っても、仮に200ドットの線に200個も中間色作っちゃったら、256色ドット絵ではもうそれだけで終わっちゃいますからね(笑)
だから実際ドット絵になると、最高にかけられることは滅多にありません。
じゃぁもっと中間色の色数を減らしても、同じぐらい綺麗なアンチはかけられないのか?というとそうでもありません。

では次に、それを講座する前に2つ目の限界、”中間色の最低の数の限界” というのを教えます。
これは先ほどとは違い、特にこれといって色数が定められるわけではありませんが、ウチの目で見た見た目の”綺麗に見える最低の限界”を勝手に定めるとすると、16ドットの線で例えると、その4分の1、つまり中間色4個が綺麗にかけられる限界だと思っています。
例えば次のような感じです。

  

まぁこれは最低限の綺麗なアンチエイリアスなので、最高のに比べると多少荒っぽく見えると思いますが、それでもギリギリなんとかちゃんとアンチエイリアスはかけられていますよね?

ちなみに3色まで減らし、同じようにアンチエイリアスをかけてしまうと・・・

  

こうなってしまいます。
ここまでくるとちょっと綺麗っていうにはムリがでてきてますでしょ?(笑)

さらに2色まで落としてみると・・・

  

もうほとんど綺麗にはアンチエイリアスがかかってませんよね(笑)

このように綺麗に見せるための最低限の色数はその線の4分の1の数ぐらいが限界ではないかとウチは思います。
でも3ドット以下の線の場合は4分の1なんてあり得ないので、大体1〜2個が限界だと思ってください(笑)

さてこれで、どらぽむ流での最低、最高の中間色の数の法則はわかっていただけましたでしょうか?

では数がわかったところで、次はいよいよかけ方の法則を教えましょう。


4.中間色の数とかけ方の関係の法則

さて、最低と最高の中間色の色数はわかりましたが、実際に数が定まってもその数に最適なアンチエイリアスのかけ方がわかっていなければ、意味がありません(笑)
例えば、16ドットの線で、4個の中間色を使って、仮に1ドット分づつかけたとしたら、当然まっすぐな斜めの線には全然見えませんからね。

実は中間色の色数と、そのアンチエイリアスのドット数にも綺麗にかける法則があったりします。
結論を言ってしまうと、完全に綺麗に見せられる最適の中間色の色数は、例えば、16ドットの線で見ると、最高値の16個、そしてその半分の8個、そしてさらにその半分であり、かつ最低値の4個のこの3通りしか実はないんです。
そしてどの場合も、16ドットの線ではちょうど16ドット分のアンチエイリアスをかけるところがこの法則のポイントなのです。
つまり例えば4個の中間色を使う場合は、4ドット分づつかけていけばちょうど16ドットとなり、4個の場合での一番最適なかけ方ということになるわけです。
同様に8個使う場合は2ドットづつでちょうど16ドット分ということになります。
要するになぜ15個とかではダメなのかというと、15個で16ドット分のアンチエイリアスをかけるとなると、14個は1ドット分づつで残り1個だけ2ドット分にする、なんてことになってしまうので、微妙なズレが生じ、本当の意味では最適とは言えないわけです。
理解できましたか?(笑)
では実際に一つ例を見ながら説明します

  

先ほどと同じように16ドットの直線が2つつながった斜めの線があり、これに今回は8個使うことにしますと・・・
まずそれぞれの線の真ん中から2ドットづつアンチをかけていきます。
以前は、「挟むような感じで・・・」と言いましたが、この法則でかける場合は結果的には同じなので、こっちの方がわかりやすいと思います。


  

ちょっとわかりにくいですが、一応中間色8個中の最暗の色で上下に2ドットづつかけてあります(^^;

そして次に、暗い色から明るい色へ、それぞれの部分に2ドットづつ中間色を置いていきますと・・・

  

こうなります。
どうですか?
16個の半分、わずか8個でアンチエイリアスをかけても、このようにちょうど16ドット分のアンチをかければ、ここまで綺麗にかけられるんです(笑)

では実際ドット絵を描く場合、この3通りの中からどれを選ぶかはその時々によって異なります。
例えば色数に余裕があるのであれば、当然中間色が多い方を取るほうが有利です。
逆に余裕がなければ、最低の色数を使う、ということになります。
でも何度も言うように実際はこう上手くいきません(爆)
やっぱり多少応用力も必要なのです。
だからあまりこれに捕らわれすぎないようにしたほうがいいわけなんですよ(笑)


5.まとめ

さて、今回の法則は理解していただけましたでしょうか?(^^)
では今回の講座をまとめてみますと・・・

・最高に綺麗に見せるためのアンチエイリアスの中間色の最高数はその線のドット数と同じ
・最低限綺麗に見せるためのアンチエイリアスの中間色の最低数はその線のドット数の4分の1ぐらい
・アンチエイリアスのドット数の数は常にその線のドット数と同じにする
・綺麗に見える中間色の数は、その最高数を半分づつ減らした数にする

この4点がどらぽむ流での綺麗にかける一つの法則なのです(笑)


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