〜 パレット作成 〜
着色するにはまず、パレットを作成しなければなりません。
しかし、この色作りの段階で行き詰まる人も中にはいるでしょう。
でも、最初のうちはあまり難しく考えないでください(笑)
”色使い”などは何度も描いているうちに自然と上手くなってくるものです。
もし、「肌にはどういう肌色が合っているのか」とかいうように、よくわからない人は、そこらへんにある漫画やアニメとかでもなんでもいいので、自分が「あ、この色いいかも?」とか思ったら、その色とまったく同じ色を真似て設定してもなにも問題ありません(笑)
どんなアニメのキャラクターでも、それに使ってる色なんて、たいていどれも似たような色使いしてるでしょ?(笑)
色作りなんて所詮そんなものです(笑)
さて、話がそれてきたのでこの辺で本題に戻ります。
今回はパレット作成としても、きっちりと作っていきましょう。
256色もあるからといって、描いていく段階でその都度必要になった色を作成していくのではなく、アンチエイリアスに使うような中間色も含め、すべての色をよく最初に考えてから、パレットをまとめるようなカンジで設定していきます。
まず最初に、今回は肌、髪の毛、口、目、服、それぞれの色を何色にするか考えましょう。
まぁ肌は肌色として、今回は髪の毛を「青系」の色、目も同じく「青系」の色、口は舌の色として赤もしくはピンク色、そして服の色は「黄系」の色でいくことにします。
今回は背景になる模様などはなしにして、白一色でいきましょう。
初めてな方はわかりにくいと思うので、とりあえず、まぁこれを見てください。
1.
2.
これは今回使うパレットをまとめたものです。
(「1.」にある緑色の部分は未作成の色です)
上から順に白と黒、肌で使う色、白目部分や歯で使う色、髪と目で使う色、口の舌の部分で使う色、服で使う色です。
まず最初に考えることは、それぞれの部分の「主体となる色」と、「影になる部分の色」、この2色づつを考えます。
そして今度はその2色を元に中間色を考えるわけですが、その前にまずいろんな場合を想定しておく必要があります。
例えば今回ので見れば、まず肌の部分を考えると、「顔の肌色」と「目の白目部分」は隣り合わせになっているので、「白」と「肌色」との中間色を1色ぐらいは作っておくということを想定しておきます。
(なぜ1色で充分かと言うと、見ればわかるようにこの2つの色にはあまり色の差がないためです。逆に言うと、中間色の色数が決まるのは、元の色である2色の色の濃さなどの差によるものだと思っておいてください。色の差が大きければ大きいほど、中間色も多く必要となってくるわけです)
次に顔に影を付けた場合、「主体となる肌色」とこの「影の色」との中間色も必要となりますので、大体2色ぐらい作ると考えておきます。
そして次に主線で描かれた黒色の部分とのアンチエイリアスをかけるときにも3色ぐらいは必要だと考えておきます。
つまりこれをまとめると、「1.」のパレットの上から2段目のようなパレット配列ができあがるわけです。
左から順に「主体となる肌色と白との中間色」、「主体となる肌色」、「主体となる肌色と肌の影の色との中間色2色」、「肌の影の色」、「肌の影の色から主線の黒にかけての中間色3色」となります。
つまり、肌に関してはこの合計8色を作るということを最初に考えておくわけです。
次に目の白目部分と、歯の白の部分を考えてみましょう。
ここで主体となる色というのはもちろん白ですが、黒や白というのはどんなドット絵を描く場合でも基本的に、はじめから必要となる色なので、まず中間色を考えるときの元となる色として「影となる灰色」の色を考えておきます。
そして次に、この「影となる灰色」と「主体となる白」との中間色を大体2色ぐらいは作ると想定しておきます。
さらに次は、ここでも主線の黒とのアンチエイリアスとして2色ぐらい作ると考えておきます。
そうしてまとめると、「1.」の上から3段目のようなパレット配列ができあがるわけです。
その他、髪や舌、服も同じようなカンジで考えていくと、結果的に「1.」のようなパレットができあがるわけです。
そしてこの「1.」のパレットの緑の部分にはそれぞれの段階で想定した中間色を設定していき、その結果できあがったものが「2.」のパレットになるということです。
中間色を作るのが苦手な人は、ここのドット絵研究室内にある「中間色作成法」を参考にしてみるといいですよ。
さて、パレットの作成の仕方は大体わかりましたか?
これを見て、「描いてる段階でその都度必要な色作っていった方が簡単じゃない?」と思った人もいるかもしれませんが、そういうふうにすると、後で例えば髪の毛の色の変更なんかをしたい場合にはそれに使用している中間色なんかもすべて変更することになるのでパレットがまとまっていないと大変になってきます。
256色パレットというのは、フルカラーのように1677万色の中から任意に色を選ぶことはできますが、その同時に選べる最大の個数の上限が256色までと決まっています。
つまり同じ画像上では総合で256色以上の表示ができないわけです。
そのため256色画像にはあらかじめ256個分の色を置くことができるパレットと呼ばれるものがいっしょに存在します。
そしてパレットにはそれぞれ0〜255までの番地があります。
ここで仮に0番地の色が最初赤色だとします、これを青色に変更しようとすると、画像上で最初にこの0番地の赤色で描かれていた部分も同時に青色に変わってしまうわけです。
ですから、このパレットがごちゃごちゃしていると、色の変更をするのが大変困難になるわけです。
逆に今回のように同じ系統の色をグラデーション風にまとめておけば、変更する場合にわかりやすいわけです。
でも、なんだかんだ言っても初めてな方には少々難しいと思うので、最初のうちからいきなりこういう方法で作っていけとは言いませんが、出来る限りはこれを意識しながら少しずつでも慣れていってください。